米国消費者製品安全委員会(United States Consumer Product Safety Commission・・CPSC)2 及びその他の機関の研究によると、遊具からの落下が子供たちの怪我の主要な原因であることを示 している。頭部の深刻な怪我が遊具関連落下事故での死亡の最も高い原因となっている。遊具使用 区域内の適切な衝撃減衰舗装材料の使用によって落下関連の怪我の危険性を減らすことが可能であ る。特に、適切な舗装材料を敷設した場合は、生命を脅かす頭部の怪我の危険性が減少すると考え られる。 本規格は運動場舗装及び舗装材料の衝撃減衰要件を規定し、地面と子供の頭部の衝撃を模擬化する 試験方法を用いて衝撃減衰性能を決定する方法を提供するものである。試験方法は衝撃をg-max.及 び頭部傷害基準(Head Injury Criterion・・HIC)スコアで定量化するものである。g-max.は衝撃 で発生する最大加速度(ショック)の測定値である。頭部傷害基準、即ちHICスコアは衝撃加速度 の大きさと持続性、及び頭部外傷の危険度の間の関係を記述した公表された研究に基づいた衝撃の 厳しさの経験的な数値である。 規格は、舗装材料を敷設前に性能評価し、敷設された舗装材料が規格に適合していることを試験す る方法から成っている。 本規格の目的は、運動場地面の衝撃減衰を規定し、比較するための統一的で信頼性の高い方法を確 立することによって子供の落下関連の頭部傷害の頻度と深刻さを減らすことである。この規格の利 用は、設計者、製作者、設置工事者、購入予定者、所有者、運動場の運営者に、運動場遊具の下面 及び周辺の舗装材料の性能を客観的に評価し、関連した傷害の危険性を推定する手段を与えること になるであろう。
1この規格はスポーツ用具及び施設に関するASTM委員会F08の管轄下にある。そして、運動場舗装システムに関しては小委員会 F08.63が直接管轄責任を持っている。現行版は2004年1月に承認され、発効した。この前の最新版はF1292-99として1999年に承 認されたものである。 2米国消費者製品安全委員会(CPSC)の特別研究で、2001年4月度「子供の遊具に関わる怪我や死亡事故」。米国消費者製品安全 委員会はワシントンDC。