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株の仕立て方と剪定
本来がブッシュであるので、リンゴやブドウの様に難しく考える必要はなく、ほとんど自然のままで育ててゆけばよい。しかし、放任しておけば株は混み合い、結果部位は上方の外側に偏り、作業性も悪くなる。栽培園のなかにも放任に近く、株だけが大きくなって収生も玉伸びも思わしくない株がよく見当たる。株の仕立てに当たって特に注意すべき点は次のようである。
- 1) 1株から出すcane(幹)の数は4〜5本に制限する。
- 2) 株の内側に伸びている枝(内向枝)はなるべく取り除き、株中央部に空間を設ける。
- 3) これから伸ばそうと思う枝は葉芽の部分まで切り返す。
次の図は剪定前と剪定後の様子を示したものであるが、大玉生産のためにはこのような 思いきった枝の整理が必要である。
図2 勢定前(左)と勢定後(右)の様子。(Gougbの著書より)
- 4)枝が古くなると果実が小さくなるので、新しい枝に更新する。そのため、株元から発生したシュートのうち、更新に使えそうなものを常に1〜2本残しておく。
- 5)結果枝も切り返して花数を調節する(図3)。ブルーベリーでは摘果による着果制限が事実上不可能であるので、勢定によって着花そのものを制限する必要がある。前出の図2のような思いきった枝の整理と共に、結果枝を切り返して着花の制限も行う。
図3 結果枝の切り返しの例(Childersの著者から)
切り返し程度は品種によって異なるのは勿論であり、着果特性、すなわち、どの位置の花芽に最も大き果実が着くかを確認しなくてはならない。「生育生態」の項で述べたように結果枝の基部大玉が着く性質があるので、思いきった切り返しを行っても差し支えない。
結果枝の長いジャージーの場合には、2/3程度の強い切り返しでよい結果が出る。中果枝の多いブルークロツプの場合も1/2程度の切り返しが必要である(表7)。切り返しによって当然収穫される果拉数は減るが、その分果粒が大きくなるので収量の減少はそれほどでもなく、商品生の向上と収穫労力の低減化の効果は収量減を補って余りある利益をもたらす。
- 6)葉の着いていない結果枝は切り落とす。ジャージーやランコーカスによく見られる例であるが、花芽のみで葉芽が全く着いていないような中〜短果枝は開花期間に 見回って切り落とす。これらの枝には大玉の果実は着かない。
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