新しいプレイグランドを計画するとき、プレイグランドへあるいはプレイグランドから移動する子供たちに対する危険物や障響物に配慮することは重要である。子供たちが不注意に道路へ駆け出したりするとき、プレイグランドを囲んで柵を設けることが推奨されている。そのような柵は管理者による観察を怠ってはならない。もしフェンスがそのような柵に使用されているならば、これらが適用される地域の建物規準に従うよう勧告する。場所を選定する際に考慮すべき点は、特にゆるく充填した舗装材料を設置する場合、傾斜と排水にある。緩やかな傾斜が排水を促進する一方、険しい傾斜では、豪雨によりゆる詰め素材の侵食を招く。そのような場所は再度傾斜を緩くする必要がある。
子供達の身体のぶつかり合う遊びや遊び時間の走り回りによって生じるケガを防ぐために、プレイグラウンドは異なった区域に分けて組織されるべきだ。活発で身体的な活動は、より受動的で穏やかな活動から分けられるべきだ。遊具を含む区域、周りの開けたフィールド、そして砂場はそれぞれプレイグランドの異なった区画に設置されるべきだ。
加えて、一般的で、よく使われる遊具や遊戯活動の区画は、?カ所に混み合うことを避けるために分散されるべきだ。遊具や遊戯区域のレイアウトには目に見える障謬物を用いるべきではなく、管理を容易にするためにプレイグランドのどこにでもはっきりしたラインが引かれる。ブランコやメリーゴーランドのような動く遊具は、5章で勧告されているように、遊具周囲の利用区域が守られていることを確かめるとともに、運動エリアの角、側または端に向かって設置されるべきだ。滑り台の下りロは、遊具の連続していない所に設露されるべきだ。ブランコやメリーゴーランドのような動く遊具の利用区域、そして滑り台の下りロでは、高さに関係なく他の遊具の利用区域を重ねてはならない。
組み立て遊具は公共のプレイグランドではますます一般的になってきている。組み立て鵡具の隣り合った部品を使用する子供達の遊ぶパターンや移動パターンが補足的であるよう注意を払う必要がある。
プレイグラウンドは、より小さい子供にとって、発育のレベルに応じたふさわしい大きさの設備と材料が、異なる区域をもつように勧告される。プレイグラウンド遊具の次の事項は就学前の子供(2歳から5歳まで)には勧められない。
- チェーンまたはケーブル歩き
- 自由にたって登るアーチ登り
- 曲げられる部品を使った自由に立ち上がれる登り具
- てこシーソー
- 丸太の棒
- 長い螺旋滑り台(1回転360℃以上)
- 高架の輪
- 平行棒
- 揺れるゲート
- トラック乗り(track ride)
- 垂直ポール
このハンドブックには、就学前の子供用に設計された遊具に関していくつかの明確な推薦が載っている。これらの推薦項目と、それが議論されている部分の引用箇所も示せば次のようなものである。
- はしごの横桟、立脚、階段、斜面(表2)
- 手すりの高さ(10.3.1)
- ガードレールと保護柵(11.3 -11.4 -11.5)
- 段のついたプラットホーム(11.7)
- よじ登り具(12.1.2)
- 水平の横桟と高架のつり輪(12.1.5)
- メリーゴーランド(12.2)
- スプリングロッカー(12.5)
- 単軸軸ブランコ(12.6.2)
- 幼児用ブランコ(12.6.3)
使用を計画した人たちは遊具のデザインや大きさについて理解しているべきである。しばしば「幼児地区」と呼ばれるようないくつかのプレイグラウンドでは、就学前の子供のためだけに設計されていて、そうなれば分離することは問題にならない。
全ての年齢の子供に適するように計画したプレイグラウンドでは、歩道のレイアウトやプレイグラウンドの風景を、異なる年齢グループごとにはっきりと区別して示すべきだ。少なくともその場所は潅木やベンチのある場所のような緩衝帯で分けられるべきだ。プレイグラウンド内に取り付けられた標識は、遊具の適例年齢に関して大人へのガイダンスとなりうる。
安全指針や基準通りに設計、取り付け、維持されるプレイグラウンドであっても、適切な管理の欠如により、子供を危険にさらすことがある。プレイグラウンドの場所や性状にもよるが、管理者は雇われた専門家(フルタイムの公園または児童施設のスタッフ)や、季節的な労働者(大学または高校生)、ボランティア(PTA 会員)、またはプレイグラウンドで遊んでいる子供たちの両親が該当する。管理の質は安全な遊び方に対する管理者の知識の質によって決まる。したがって、管理者はプレイグラウンドの安全性の基本について理解すべきである。
プレイグラウンドの管理者は、全ての遊具がそこを使う全ての子供にふさわしいわけではないことに気づくべきだ。管理者は使用者に適した年齢を示す標識を貼り、子供たちに年齢にあった遊具の利用を指導するべきである。管理者はまた、監督している子供に適した遊具を決めるために、このハンドブックの6.3節での知識を用いてもよい。
就学前の園児には年上の子供よりもさらに注意深い監督が必要であることを認めることは重要である。
翻訳:岩手大学 農学部生活環境工学科 藤井 克己 教授
この文章はCPSCハンドブックより引用したものである。
CPSC Webアドレス http://www.cpsc.gov
ハンドブック原本のアドレス http://www.cpsc.gov/CPSCPUB/PUBS/325.pdf