CPSCプレイグランドハンドブック・ 付録B2−(頭部などのはまり込みの危険性)に関する勧告とその試験
付録B−頭部などのはまり込みの危険性)に関する勧告とその試験
付録B はまり込みに関する勧告とその試験
B5.−貫入深さが決定的問題となる完全に囲まれた開口部
スペースにも依存している。子供が最初にステップの間に足を入れようとし、次に低いステップの後ろと障壁の間のスペースを通ろうと進むとき、子供の頭部がこれら2つのどちらかを通ることができないなら、子供の身体は抜けなくなってしまう。事実上、2つの異なる面の開口部が、それぞれの頭部のはまり込みの可能性をもち、それゆえテストされるべきである。
図B-6は一般的な開口部と同様に、脚立についてこの2面を描いている。面Aは完全に囲まれた問題の面で、面Bは、面Aの開口部の低い境界線と、障壁との間の水平スペースを囲んだ開口部の面であり、これも身体のはまり込みに関して試験すべきである。
貫入深さが決定的な問題となる開口部に対する試験手順と実行基準は、下記に示すように一連の質問事項に依存している。
最初のステップは、危険な小さな子供の利用者が、面Aの開口部に入れるかどうかを決定することだ。「小さな胴部テンプレート」は、以下のようにこの開口部をテストするのに使われる。
(図B-6)
面Aの開口部に「小さな胴部テンプレート」を面Aに平行になるよう置く。 ;面Aに平行に保ちながら、テンプレートを正反対の方向に回転させる。面Aの開口部は、「小さな胴部テンプレート」がそれ自身の軸に回転するとき、あらゆる方向を向くことができるでしょうか?
NO−
もし面Aの開口部で、「小さな胴部テンプレート」があらゆる方向を向くことができないなら、開口部は危険な小さい利用者が頭か足かどちらかを先にして入ることを防ぐのに十分小さく、身体のはまる危険はない。開口部は勧告を満たす。
YES−
もし面Aの開口部で、「小さな胴部テンプレート」があらゆる方向を向くことができるなら、危険な小さい利用者は面Aの開口部に入ることができる。身体がはまる可能性は、この利用者が、面Bで開口部に入ることができるかどうかによる。 「小さな胴部テンプレート」が、以下のように再びこの開口部をテストするため使われる。 ;面Bの開口部に平行に小さな胴部テンプレートの面を置き、面Aに平行にテンプレートの主軸(すなわち6.2インチ長さの方向)を置くとき、「小さな胴部テンプレート」は面Bの開口部を通ることができるのか?
NO−
もし、「小さな胴部テンプレート」が面Bの開口部を通れないなら、危険な小さい利用者の頭や足のどちらかが先に入ることを防ぐのに十分小さい。それゆえ面Aの開口部の貫入深さは危険なこの利用者の身体がはまり込むには不十分である。開口部は勧告を満たす。
YES−
もし、 「小さな胴部テンプレート」が面Bの開口部を通れるなら、危険な小さい利用者は面Bの開口部に足から入ることができる。頭部のはまり込みの危険性は、以下のようにテストしたとき、 「大きい頭部テンプレート」が面Aの開口部に入ることができるかどうかの結果による
面Aの開口部に、「大きい頭部テンプレート」を面Aに平行になるよう置く。面Aの開口部に「大きい頭部テンプレート」は入るでしょうか?
NO−
もし「大きい頭部テンプレート」が面Aの開口部を通れないならば、面Bの開口部と同じように面Aの開口部に胴部を入れられる子供達は、面Aの開口部で頭部が引っかかるかもしれない。開口部は勧告を満たさない。
YES−
もし「大きい頭部テンプレート」が面Aの開口部を通れるなら、危険な大きい利用者は面Aの開口部を通ることができる。頭部はまり込みの危険性は、危険な大きい利用者が、面Bの開口部をさらに通ることができるかどうかによる。 「大きい頭部テンプレート」は、次のようにテストに用いられる。
面Bの開口部と平行に「大きい頭部テンプレート」の面を置くとき、 「大きい頭部テンプレート」は面Bの開口部を通ることができるでしょうか?
NO−
もし「大きい頭部テンプレート」が面Aの開口部を通らないならば、危険な大きい利用者は面Bの開口部を通ることができない。これは、子供の胴が面Aや面Bの開口部を通ることができ、子供の頭が面Aの開口部を通ることはできたが、面Bの開口部を通れないので頭部はまり込みの危険を表している。開口部は勧告を満たさない。
YES−
もし「大きい頭部テンプレート」が面Aの開口部を通るなら、危険な大きい利用者ははまり込む危険のない面Bの開口部に入ることができる。面Aと面Bの開口部は勧告を満たす。
B6.−硬くない開口部
柔軟なネットのようによじ登りの構成要素が、身体のはまり込み試験の特殊なケースとなる。なぜなら子供がわざと開口部に登ったり、またはたまたまそこを通って落ちたりするとき、遊具の開口部の大きさや形が、力が加わったとき変わってしまうからである。子供はこれらのゆがんだ開口部で、身体のはまり込む危険性がある。
B6.1−試験備品
試験備品−硬くない開口部の身体のはまり込み勧告に合致するかどうかを決定する手順には、図B-7と図B-8に描かれた、 2つの3次元テストプローブが必要である。そして、これらは硬くない構成要素の開口部に、50ポンドまでの力を加えて適用される。これらのテストプローブはNRPA【資料12】から購入することができる。
(図B-7)

頭型、同型を使ったエントラップメントの基準チェック
B6.2−勧告
下記のB6.3の手順に従ってテストしたとき、2つの方法のうち1つが、硬くない開口部に関する勧告を満たすだろう。
(1)下記のB6.3の手順に従ってテストしたとき、 「小さな胴部プローブ」が開口部を完全に通過する。
(2)下記のB6.3の手順に従ってテストしたとき、 「小さな胴部プローブ」と「大きい頭部プローブ」が完 全に通過する。
もし硬くない開口部を、「小さな胴部プローブ」が完全に通過でき、 「大きい頭部プローブ」が完全に は通過できないなら、それは身体のはまり込みに対する勧告を満たさない。
6.3−試験手順
次第に先細になった「小さな胴部プローブ」を、底が開口部の面に平行になるよう開口部に置く。底部を開口部の面に平行にさせたまま、プローブを正反対の方向(開口部の主軸に平行なプローブの主軸方向)に回転させる。 50ポンドより大きくない力で、開口部を通りプローブを押しこめるか引き抜けるかを決定する。もし「小さな胴部プローブ」が開口部を完全に通り抜けられないなら、勧告を満たす。 もし「小さな胴部プローブ」が開口部を完全に通るなら、「大きい頭部プローブ」を底が開口部の面に平行になるよう開口部に置く。 50ポンドより大きくない力で、開口部を通って抜きさしできるかを再び試みる。もし「大きい頭部プローブ」が開口部を完全に通れるなら勧告を満たす。
翻訳:岩手大学 農学部生活環境工学科 藤井 克己 教授
この文章はCPSCハンドブックより引用したものである。
CPSC Webアドレス http://www.cpsc.gov
ハンドブック原本のアドレス http://www.cpsc.gov/CPSCPUB/PUBS/325.pdf
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