CPSCプレイグランドハンドブック・ 付録B−頭部などのはまり込みの危険性)に関する勧告とその試験
付録B−頭部などのはまり込みの危険性)に関する勧告とその試験
付録B はまり込みに関する勧告とその試験
B1.−概論
完全に周囲の閉じた開口部(図B-1参照)は頭部をはさみこむ危険性をもっており、この付録Bの勧告に従うべきである。これらの勧告の1つの例外は、地面が低い方の境界線となる開口部だ。開口部は水平や垂直面ともに頭をはさみこむ危険を持ち合わせている。子供の足が地面に届くような十分に低い開口部でさえも、頭がはさまった子供にとって絞殺の危険性がある。なぜなら小さい子供は必要な認知能力や頭を引っ込める運動能力がないからである。怖がったりパニックになった時はなおさらである。
開口部は、内側の向かい合う全ての面の間の距離が、3.5インチ以上9インチ以下のとき危険をもたらす。つまり、開口部の一つの寸法がこの危険範囲内にあれば、開口部のすべての寸法も合わせて頭部はまり込みの可能性を評価するよう考えるべきだ。開口部が危険かどうかを決定するもっとも適切な方法は、以下の備品、方法、実施基準を使って試験をすることだ。
これらの勧告は、就学前や就学年齢の子供の両方のためのすべての遊具に適応される。動く遊具(固定された場所にある)と同様、固定された遊具も危険性をテストされるべきである。ここで異なる手順が与えられる2つの特別なケースがある。:貫入深さが決定的問題となる完全に囲まれた開口部(図B-2参照)と、硬くないよじ登り部品でできた開口部である。
(図B-1)

B2.−試験部品
硬い構造の完全に囲まれた開口部が、頭のはまる危険性を持っているかどうかを決めるために、2つのテンプレートが必要となる。
B2.1−小さな胴部テンプレート
このテンプレートの寸法は(図B-3)危険性のある最も小さい利用者の胴のサイズに基づいている(2才児の下位5%体格)。
もし開口部がテンプレートを入れるのに小さすぎたら、子供が足を先に入れるのにも小さすぎることになる。子供の頭部は胴より大きいので、小さな胴体の入らない開口部に、子供が先に頭を入れることは難しい。
(図B-3)
B2.2−大きい頭部テンプレート
このテンプレートの寸法は(図B-4)危険性のある最も大きい子供の頭部の最大寸法に基づいている(2才児の上位95%頭径)。このテンプレートが自由に通過するほど開口部が大きいなら、危険性のある大きな子供の頭部も、あらゆる方向に自由に通過できることとなる。加えて、この頭部テンプレートが自由に通りぬけるだけの十分な大きさの開口であれば、子供の胴体がはまり込む危険もない。 これらのテンプレートは厚紙や合板、金属の薄板で簡単に作ることができる。
(図B-4)
B3.−勧告
B4の手順にしたがってテストするとき、開口部が下記のいずれかであれば、勧告を満たしている。
- (1)開口部に「小さな胴部テンプレート」が入らないとき、または
- (2)開口部に「小さな胴部テンプレート」が入り、「大きい頭部テンプレート」も入るとき、である。
もし「小さな胴部テンプレート」が入ることができ、 「大きい頭部テンプレート」が入らないなら、開口部は勧告を満たさない。
B4.−試験手順
試験手順−「小さな胴部テンプレート」を開口部の面に平行になるよう開口部に置いてみる。開口部の面に平行にしたまま、テンプレートを正反対の方向に回転させる。すなわち開口部の主軸に平行なテンプレートの主軸方向である。「小さな胴部テンプレート」が開口部を自由に通りぬけることができるなら、 「大きい頭部テンプレート」を、再び開口部の面に平行になるよう置き、これが開口部を自由に通り抜けられるか試みよ。試験の手順は(図B-5)に描かれている。
(図B-5)翻訳:岩手大学 農学部生活環境工学科 藤井 克己 教授
この文章はCPSCハンドブックより引用したものである。
CPSC Webアドレス http://www.cpsc.gov
ハンドブック原本のアドレス http://www.cpsc.gov/CPSCPUB/PUBS/325.pdf
|
CPSCプレイグランドハンドブック・ 付録A−提案した一般的メンテナンスチェックリスト |
CPSCプレイグランドハンドブック・ 付録 |
CPSCプレイグランドハンドブック 付録B2−(頭部などのはまり込みの危険性)に関する勧告とその試験 |


