11章 プラットホーム、ガードレール、保護柵
11.1 設計時に考慮すべき事項
プラットホームは水平面から±2°以内とし、排水を見越して隙間をつくっておく。
11.2 手すりと保護障壁
てすりや保護障壁は、高いプラットホームから子供が不注意や不可抗力で落ちることを防ぐために用いられる。しかしながら、より大きな保護性を備えた障壁は、子供が壁を乗り越えたり通ったり、故意に撃破しようと試みても、これを妨げられるよう設計されねばならない。
例えば、手すりは、 9インチ以上の間隔の垂直の棒と水平な頂部の横棒からできている。そのような隙間に身体のはまり込む危険性は生じないが、逆に子供が隙間を通ることは防げない。保護障壁は、子供が壁を故意に突破しようと試みるとき、子供の身体が通り抜けられないように防ぐものである。垂直部材の間やプラットホームの表面と保護壁の下端の間の隙間は、子供の胴体モデルのテンプレート(付録Bの図B-3参照)を当てて、これが通り抜けないようにすべてを小さくする。
11.3 手すりと保護障壁の必要な最低高さ
手すりと保護障壁は、プラットホーム、歩道、踊り場、その他の移行部分に対し、以下に述べる最低高さの勧告に従って取り付けられるべきである。
就学前の子供:小さい子供は、調整やバランスがとりにくく、就学児童よりケガで傷付きやすいので、手すりや保護壁はより低い高さにも保証される。保護的な舗装面の上方20インチ以上の高さに位置する面には、落下を防ぐために手すりか保護壁を備えるべきである。手すりは20インチ以上の高さのプラットホームでは容認される。しかし30インチ以上の高さでは受け入れられない。この場合、この年令グループでは十分な保護壁を選ぶべきである。それは、落下防護の機能がより大きいからである。保護壁は、保護的な舗装面の上30インチ以上のプラットホームでは、常に使われるべきである。
就学年令の子供:保護的な舗装面の上30インチ以上に高架された面には、落下を防ぐために手すりか、保護壁を付けるべきである。 30インチ以上で48インチ未満の高さのプラットホームで、手すりは容認される。ただし十分な保護壁であれば常によりよい落下防止機能をもたらすことだろう。保護的な舗装面上、 48インチ以上の高さにあるプラットホームには、必ず保護壁を設ける。
もし、手すりや保護壁が遊具の意図的な使用方法と合わないのなら、高架面はこれらの勧告から免除される。つまりこれはほとんどのよじ登り遊具とプラットホームを含んでいる。特にプラットホームは、就学前の子供を想定した遊具で20インチ、就学年令の子供を想定した遊具で30インチを落下高さが超えない層にしておく。
11.4 手すりの最低高さ
最低高さは、子供が手すりを越えて不注意に落下しない高さとする。加えて、手すりは最も小さい子供が不注意にその下を通り抜けてしまわないよう、十分低く伸ばすべきである(図13参照)。
- 就学前の子供:手すりの上縁は少なくとも29インチの高さで、下端はプラットホーム上の28インチ未満とする。
- 就学年令の子供:手すりの上縁は少なくとも38インチの高さで、下端はプラットホーム上28インチ未満とする。

11.5 保護壁の最低高さ
最低高さは、子供が保護壁を越えて不注意に落下しない高さとする。加えて、保護壁は子供が上ったり、くぐったりするのを許してはならないので、壁の隙間は子供の胴体モデルのテンプレート(9.6節参照)が通らない小さいものにすべきである。
就学前の子供:保護壁の上縁は少なくとも高さ29インチとする。保護壁の垂直方向の部材は、より小さい子供のために選ぶべきである。なぜなら、垂直の部材は高さがどうであれ子供が手掛かりとして掴めるからである。
就学年令の子供:保護壁の上縁は少なくとも高さ38インチとする。
11.6 手すりや保護壁に対する他の設計上の考慮
遊びに必要な出入り口を除いて、高架プラットホームを手すりや保護壁で完全に囲まなければならない。
手すり、保護壁とも、プラットホームからの不注意などによる落下を防ぎ、身体がはまり込む可能性を排除し、監督を容易にするよう設計されねばならない。水平方向の部材は横木の頂部の下を遮蔽するように使われるべきではない。なぜならそれらは子供が登るための足場を供給してくれるからである。隙間のないパネルが遮蔽壁として使われるとき、監督を容易にし、プラットホームから見ることができるよう、パネルにいくつかの透明部分のあることが望ましい。頭がはまらないようにするため、手すりは9.6節の勧告を満たすべきである。
11.7 階段状のプラットホーム
いくつかの組み合せ構造物において、プラットホームは層に分けられるか、段々に重ねられる。これにより子供が落下しても地面に直接ではなく、やや低いプラットホームに落ちることとなる。
もし、入り方と出方に違いがなければ、階段状プラットホームの各段の高さの違いは、最大で以下の通りとする。
- −就学前の子供: 12インチ
- −就学年令の子供: 18インチ
階段状プラットホームの段の間のスペースは、 9.6節で述べた隙間による身体のはまり込みに関する勧告に従う必要がある。段間のスペースが9インチを越えたり、低い方のプラットホームが保護的な表面舗装の上、 30インチ(就学前の子供)や48インチ(就学年令の子供)の高さを越えるなら、遮蔽材を用いて隙間を3.5インチ以下に減らすべきである。
翻訳:岩手大学 農学部生活環境工学科 藤井 克己 教授
この文章はCPSCハンドブックより引用したものである。
CPSC Webアドレス http://www.cpsc.gov
ハンドブック原本のアドレス http://www.cpsc.gov/CPSCPUB/PUBS/325.pdf
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CPSCプレイグランドハンドブック10章 階段、はしご、手すり |
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