プレイグランド遊具への入り口には、定型的なスロープ、ステップのある階段、ステップや横棒の付いたはしごのように多くの様式をとることができる。入り口にはクライミングネット、アーチクライマー、タイヤクライマーのようによじ登りのコンポーネントを用いてもよい(図12参照) 。このようによじ登りのコンポーネントは、一般的に階段や脚立よりもやる気をそそるよう意図されており、そして子供には一層のバランスや調整を要求する。横棒付きのはしごは、一般に階段や脚立とよじ登りコンポーネントとの間で中位の挑戦レベルを与えると考えられる。
横棒付きのはしごとクライミングネット、アーチクライマー、タイヤクライマーのようなとよじ登りコンポーネントは、就学前児童の利用を予定した遊具入り口の唯一の方法として用いるべきではない。
高さが6フィートを越えるプラットフォーム(自由に立てるすべり台を除く)では、中間の高さに上りをやめて立ち止まるか、逆に下りを選ぶか決定できるような踊り場を設けるべきである。
(図12)階段、脚立、横棒付きはしごは、これらの入り口の各タイプに許された勾配の範囲によって区別される。しかしながら、ステップや横棒は全ての場合において、ステップや横棒の一番上とプラットフォーム底面間の間隔も含めて、均等に一定の間隔をおいて設置されるべきである。表2は各入り口ごとに勧告された寸法を示している。それは入り口の坂、踏み板や横棒の幅、踏み板の深さ、横棒の直径、そして横棒付きはしご、脚立、階段の垂直高さに関するものである。表2は斜面に関する勾配と幅の勧告内容も含む。しかしながら、これらの勧告は車椅子による入場に対して設計された斜面を目的としたものではない。
ステップや横棒の間、そして一番上のステップや横棒とプラットフォーム下部との間にできた隙間は、身体がはまり込まないようにしておく。もし連続したステップの向かい合う段差間の距離が3.5から9インチの間なら、階段や脚立の蹴込み部分は閉じておくべきだ(9.6節参照) 。横棒付きはしごの設計では蹴込み部分を閉じることは許さないので、横棒の間隔は3.5と9インチの間にすべきではない。
蹴込み部分が閉じられているとき、階段やはしごの踏み板の上や間に砂、水、またはその他の物質が堆積しないようにする。
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入り口の傾斜、踏み板や横棒の幅、踏み板の深さ、横棒の直径、横棒付きはしご、脚立、階段、スロープの垂直高さに対して勧告された寸法の一覧 |
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入り口の種類 |
使用予定者年齢 |
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2?5歳 |
5?12歳 |
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横棒付きはしご |
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勾配 |
75°? 90° |
75° ? 90° |
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横棒の幅 |
≧12" |
≧16" |
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垂直高さ(段と段の間) |
≦12"** |
≦12"** |
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横棒の直径 |
0.95" ? 1.55" |
0.95" ? 1.55" |
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脚立(状のステップ) |
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勾配 |
50° ? 75° |
50° ? 75° |
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踏み板の幅:一列 |
12" ? 21" |
≧16" |
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:二列並行 |
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≧36" |
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踏み板深さ:蹴込み開放 |
≧7" |
≧3" |
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:蹴込み閉鎖 |
≧7" |
≧6" |
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垂直高さ(踏み板間) |
≦9"** |
≦12"** |
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階段 |
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勾配 |
≦35° |
≦35° |
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踏み板の幅:一列 |
≧12" |
≧16" |
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:ニ列並行 |
≧30" |
≧36" |
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踏み板探さ:蹴込み開放 |
≧7" |
≧8" |
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:蹴込み閉鎖 |
≧7" |
≧8" |
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垂直高さ(踏み板間) |
≦9"** |
≦12"** |
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スロープ(身体障害者の入場は対象外)*** |
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勾配(垂直:水平) |
≦1:8 |
≦1:8 |
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幅:一列 |
≧12" |
≧16" |
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:二列並行 |
≧30" |
≧36" |
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*就学前児童には推奨しない。 |
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階段と脚立の段が足の支えにのみ使われるのに対して、横棒付きはしごには一般的に手すりがないので、その横棒はよじ登る子供にとって足の支えと手の支えの両方に使われる。
横棒は一般に断面が円く、その直径、あるいは断面最大寸法は、 0.95と1.55インチの間とする。その他のコンポーネントも、よじ登り遊具の棒のように、手で握られるように意図されており、その直径および断面の最大寸法は、 0.95と1.55インチの間とする。
各年齢グループの最も弱い子供に有利であるために、 1.25インチの直径が好ましい。全ての横棒は回転しないようにしっかり締める。
階段や脚立の手すりは、手に支えを与え使用者を安定させるよう意図されている。入り口の全長にわたり広がった連続的な手すりを、全ての階段、脚立の両側に、入り口の高さに関係なく取り付けるべきだ。横棒付きはしごは、横棒やわきの支えがより急勾配で傾斜したこれらの入り口部分の手の支えの役目を果たしているので、手すりを必要としない。
手すりは最初のステップから、適当な高さで利用できるようにする。ステップの頂上面の手前の端(踏み板の縁)と、その上にある手すりの上面間の垂直な距離は次のようにする。
手すりの直径や断面積の最大寸法は、0.95?1.55インチの間とする。各年齢グループの最も弱い子供に有利なように、1.25インチの直径が好ましい。
入り口からプラットフォームまでのどんな移行個所においても、子供がプラットフォームで望んだ姿勢を十分にとるまで支えられるよう、手すりや握りは適したものでなければならない。手すりと隣の垂直な構造物(例えば、プラットフォームの垂直な支持柱や保護壁の垂直な羽根板)の間のどんな隙間も、身体のはまり込む危険が生じないようにする。(9.6節参照) 横棒付きはしごや、フレキシプルクライマー、アーチクライマー、そしてタイヤクライマーのように手すりの付いていない遊具入り口では、入り口からプラットフォームまでの移行個所に握りを設けるようにする。入り口の頂部の上には垂直な手すりや輪になった握りをオプションで付けてもよい。
翻訳:岩手大学 農学部生活環境工学科 藤井 克己 教授
この文章はCPSCハンドブックより引用したものである。
CPSC Webアドレス http://www.cpsc.gov
ハンドブック原本のアドレス http://www.cpsc.gov/CPSCPUB/PUBS/325.pdf