遊具からの落下事故に対する各国の取り組み方

知っていました? 日本国内の米軍基地内では100%遊具の下に衝撃吸収性の舗装が施工されているのを!!

日本国内にある米軍施設にも、ここで勤務する軍人の家族のために遊具が設置されています。遊具の下には必ず衝撃吸収舗装が施工されており、遊具と衝撃吸収舗装は一対のものとして初めから計画されています。確かに米国は訴訟社会と言う一面があり、日本とは違うかもしれません。

しかし、子供たちへ安全な環境を与えることはどこの国も同じだと思います。

遊具の事故はほとんどが遊具からの落下事故です

遊具に関係した事故のうち50%以上(米国では70%以上)が、遊具からの落下によるものと言う調査報告書があります。遊具からの落下で一番怖いのは頭部へのダメージです。その対策としては、衝撃吸収舗装しかありません。欧米各国はそのために20年以上前から対策取り組み、基準値を作りました。そのために、国、州政府から補助金も多く出ています。

事故に対して掛けられる保険もかなり違う

また、これらの事故に対して掛けられる保険もかなり違います。安全対策が採られている遊具に対する保険は、掛け金が安くなっています。日本ではこの様な保険は無いようです。安全対策が施されていようがいまいが、保険は同一です。万が一事故により死亡した時に、支払われる金額にも大きな違いがあります。

国土交通省から「都市公園における遊具の安全確保に関する指針」が公開されました

我国でも平成14年にようやく、国土交通省から「都市公園における遊具の安全確保に関する指針」が公開されました。まだ、小学校、幼稚園、保育園等に関しては不鮮明な部分があります。

タイヤ交換の時に支払っているお金のうち少しでもこの様な安全対策へまわす事は出来ないものでしょうか?

私たちは、自分の自動車タイヤを新しいものと交換する時、お金を取られています。それはそれでいいのですが、そのお金がどのように使われている全く分かりません。行政もメーカーも消費者への説明は一切ありません。幼稚園、保育園、小学校の予算はかなり厳しく、安全対策を執りたくても取れないのが現状です。タイヤ交換の時に支払っているお金のうち少しでもこの様な対策へまわす事は出来ないものでしょうか?

政治の世界はどうしても声の大きな圧力団体への事業を優先し、声を発することが出来ない弱者は後回しにされています。少子化、環境問題が声高に叫ばれていますが、もう一度考えて見る事が必要と思われます。

冒頭で紹介した米軍施設にかしては、我国の税金で実施されています。国内の施設にも安全対策を盛り上げていきましょう。

世界各国の安全基準策定の経緯

国名 規格・指針 完成(改訂)
オーストラリア AS1924 1976(81)
ドイツ DIN 1978(85・88)
アメリカ CPSCガイドライン 1981(91・94・97)
イギリス BS 1986
カナダ CSA 1990(96)
フランス AFNOR 1992
イギリス DESガイドライン 1993(96NPFA)
アメリカ ASTM 1993(95・98)
オランダ AttractieDecree 1995
ニュージーランド ASNZS 1996(97)
統一欧州19カ国 EN1176 1998
シンガポール SS457 1999
日本 国土交通省ガイドライン 2002