遊具下の安全性について

既存の遊具の安全性を確保し、利用者にアピールする

 幼稚園、公園の遊具の管理は大変なものです。つい数年前までは遊具で遊んでいた子供たちが、何らかの事故で怪我をしてもそんなに騒がれなかったものです。

 子供たちの保護者は怪我の原因を遊具の問題ではなく、他にあるものだとし、原因を本気で追求することはありませんでした。

 しかし、ここ数年での意識の変化は、スピードを付けて早くなるばかりです。特に重大事故が起こると、遊具の問題となる危険箇所を解明し、遊具管理者に責任の追求を行なうようになりました。

 新設の公園や幼稚園なら、危険箇所を取り除いた施設を設置することも容易にできますが、すでに規格外の危険な遊具や、危険箇所をしかたなくそのままにしていた施設では、予算の都合もあってそう簡単に修正することは難しいのが現状です。

 なぜ難しいのか? 例えばジャングルジムの基礎をコンクリートにし、土をかぶせるという方法はよくある方法です。しかし、長年使用しているうちに、土が掘れてしまい、基礎コンクリが丸見えになってしまうのです。規格に合った新しい遊具を新たに購入したとしても、すでにある古い遊具の撤去費用が、新たに購入する遊具に加算されるのでどうしてもコストが高くなります。だからといって問題点を改善しないまま放置すれば、大きなリスクを伴うことも事実です。遊具を撤去してしまい、「もう遊具を設置するのは止めよう」こんな声が聞こえてくるのも仕方が無いことだと思います。遊具を設置することで発生する、ランニングコストやリスクを考えれば、遊具を撤去した後は何も設置しないのが一番の選択でしょう。

 しかし、公園ならともかく、幼稚園では経営に致命的な打撃を受ける選択になりかねません。お客様(園児)に幼稚園を利用してもらわなければ、経営は成り立ちません。遊具が無い幼稚園では、お客様の獲得に不利になってしまいます。少子化によりさらにお客様の獲得が難しくなってっきた現状では、いかにお客様に安全をアピールし、コストを抑えるかが緊急の課題でもあります。

アメリカ、イギリス、日本での怪我の要因の比較表

遊具の事故についてアメリカ、イギリス、日本での怪我の要因の比較表


※プレイグランド・セイフティ・ネットワーク(NPO)資料を引用

 遊具からの落下事故は、遊具関係の事故の中で一番多いものです。
これは世界共通です。そこでアメリカやイギリスでは遊具からの転落で起こる重大事故を防ぐために自ら調査し、規格を設けています。
 最近、日本の国土交通省もようやく自らの指針を作りました。
国土交通省で作られた指針は、『都市公園における遊具の安全確保に関する指針』というもので、内容はほとんどが、米国で用いられている、CPSC『アメリカ合衆国消費者製品安全委員会(CPSC)プレイグランドハンドブック』と同じような内容です。  そこで我々は遊具下の衝撃吸収性舗装をCPSCの基準に則って開発することにしました。
商品名をRGペイブとし、遊具を管理する方たちの悩みを聞きながら、遊具を撤去しなくても安全に子供たちが遊具で遊べる環境を作ろうと試行錯誤しました。

遊具を管理する方たちの一番の悩みは?

 一番の悩みはやはりコストでしょう。
転落事故なんて起きてほしいわけがありません。しかし、遊具下に衝撃を吸収するようなマットや材料を設置しようにも金額が高いものばかりです。
 CPSC(プレイグランドハンドブック)によると単価が安い、敷き詰め材のようなものはHIC(頭部損害基準)の値が変わってしまうために、結局最初は安くても、維持管理のために後々ランニングコストがかかってしまいます。だからといって高価なゴムチップマットは予算が許しません。
 こんな方たちの悩みを解決し、遊具の安全性を保つには、コストを他のゴムチップ舗装より下げて、しかも安全基準を満たしているものを開発するしかありません。
試行錯誤した結果、従来のゴムチップ舗装よりコストを下げる方法がありました!!
そんなゴムチップ舗装を御覧になりたい方はこちらを御覧ください。⇒RGペイブに付いて

安全性のアピール

 このようにHIC(頭部損害基準)の安全基準を満たしていることで、お客様には十分に安全をアピールして、コストを抑えるという課題をクリアーできるのです。さらに、この規格は国土交通省も指針として採用しているものです。お客様(園児の保護者)にも安心して宣伝することが可能です。さらに実際に遊具から園児が転落してしまったとしても、重大事故につながる可能性は実に低くなります。このことがさらにお客様に好感を持たれる要因となり、幼稚園ブランド化という、戦略の一部に入れることが可能になります。また、この考え方は遊具を管理している組織全般に当てはまるものです。

遊具からの落下事故事例や遊具の危険に関してのニュース

ここでの情報は日々追加されていきます

市立こうぼうふじみ公園のコメント:「事故の知らせを受けた市では、落下時の衝撃を和らげるウッドチップを器具周辺に敷いた。」とあるが、ウッドチップはCPSC(プレイグランドハンドブック)によると『ゆるく充填された材料はどんなものでも使用していると、厚さが減少するので衝撃吸収力が変わってくる。そのため安全性に余裕を持たせて、衝撃吸収材の種類と厚さを選ぶ必要がある。』と書いてあるように、維持管理を頻繁に行なわなければならないものであることが分かる。事故後、ウッドチップの敷き直し等に注意したとあるが、ウッドチップの管理に疑問が残る。最初からHICの値を満足するゴムチップ舗装を行なっていれば重大事故は避けられたのかもしれない。