CCバークについて



CCバークとは、杉(Cedar)と檜(Cypress)の頭文字から取った名称です。

元は産業廃棄物だった

これらの樹皮は、年間800万立米もでる産業廃棄物で焼却や野積みにされていたものです。

CCバークはどんな利用のされ方をするようになったか?

この針葉樹の樹皮は雑草を制御する為のマルチング材や、遊歩道の舗装材、土舗装を強くする強化材、法面の吹き付け材料と様々な使われ方をしています。







土舗装にCCバークを強化材として使用します

土舗装には主に強化材として使用されます。土粒子と繊維状の物質を絡ませることで土舗装は固く締まり、雨風に強くなります。

例えば今まで雨が降るとグチャグチャで使えなかったグランウンドが降雨後2時間あまりで使用できるようになったり(水を表面排水してしまうため)、土が掘れてしまった後風が吹いて土が飛散を起こしていたグランドが飛散を起こさなくなったり、様々なメリットがあります。

通常のグラウンド使用で土が飛散を起こしたり、雨でグチャグチャになるのは土粒子間の結合が弱いからです。強くするには繊維状の物質を土に混合します。すると、土粒子間の結合が強くなります。それは昔の土壁やツバメの巣と同じようなメカニズムです。土に混合するのは繊維状の物質なら何でもかまいません。私たちはたまたま針葉樹の樹皮が大量に余っていたので使用しています。人工芝生のリサイクル繊維でもかまわないです。

CCバークを使用した土舗装で行なうには向いていない競技と状況

 しかし、ラグビー、アメフト等土が掘れるのが当たり前、むしろ簡単にグラウンドの土が掘れてくれた方が都合の良い競技や雨の中でも行なう競技にはCCバークを使用した土舗装は向いていません。グラウンドの表面を固くして土の飛散や流芒を防ごうというのがCCバークの目的だからです。(あまりにも表面が固くなるので、通常は下層にクッション層を設けます。)無理矢理に土舗装表面を掘られてしまうのでは、CCバークを使用して表面を固くする意味がありません。また、雨の中で競技を行なえば、硬い土舗装表面が柔らかくなっているときに無理矢理に壊すことになります。このような場合も土舗装にCCバークを使用する意味はありません。無理矢理土舗装を壊さない常識の範囲内での土舗装強化を目的としています。

杉、檜の樹皮を土舗装に使用した効用の嘘と本当

抗菌作用

1:杉樹皮等は殺菌作用があるから腐りにくいと言われることがありますが、全く抗菌作用はありません。詳しくは土壌改良型土舗装のQ&Aをご覧ください。

飛散防止

2:杉、檜の樹皮を土に混合しただけで土の飛散を防止できると考えられている場合もありますが、樹皮を混合しただけでは飛散を防止できません。飛散を防止したい場合は、既存のグラウンドの土質調査や土の球場試験等を行ないます。その結果に従って針葉樹の樹皮や塩化カルシウム、人工オイルサンド等の様々な土壌改良材を適切な量混合しなければ飛散は防止できないのです。

クッション性

3:杉、檜の樹皮を土に混合すればクッション性ないグラウンドもクッション性が出てくるから。下層にクッション層は必要ないと考えられることがありますが、クレイ舗装は時間が経過すると固くなるのが普通です。どんなクレイ舗装でも施工直後はクッション性はあります。しかし、湿潤,乾燥のくり返し,踏圧により、どんどん硬くなります。
杉樹皮を混合しても同じです。かえってより硬くなることもあります。杉樹皮等の繊維は土粒子を結合させ、安定させるのが主目的です。壁土の中へワラを混入するのと同じです。

繊維状のものは土にムラなく混合するのが大変です

繊維状のものは土にムラなく混合するためにいくつもの手順を必要とします。まず始めに土壌改良材が混合された土(一緒に混合する場合もあります)にCCバークを混合します。この時使用する重機はバックホーです。バックホーで良く混合した後、ソルボマシーンに投入してさらに混合します。ソルボマシーンには2回〜3回、場合によっては5回程度繰り返し投入して混合します。もちろん雨が降っている場合は混合できませんし、混合する土があまりにも湿っている場合も混合できません。水分には細心の注意を払って混合します。繊維状の材料はもともと固まってゴワゴワになる性質があります。(玉になる)しかも、軽い材料と重い材料を一緒に混合するわけですから、バックホーだけでの混合は無理なのです。ソルボマシーンを使用することでいくらかは混合しやすくなりますが、それでもソルボマシーンに1回投入しただけで混合できてしまうというわけではありません。何回も何回も繰り返し投入し、やっとムラなく混合できるのです。




バックホーによる一時混合






ソルボマシーンによる二時混合





ソルボマシーンによる二時混合