米国のルーズフィル方式と、我が社ルーズフィルの違い

我が社のルーズフィル舗装は米国の方式と異なります。米国方式のほうが、ウレタン樹脂を使用しないためコストは安くなるはずです。しかし色々な問題点があることが分かりました。試験結果、調査の結果下記のようなことが解かりました。

1) 米国と違ってわが国では、降雨日数が多い。そのため水はけをよくすることが必要です。「我が社のルーズフィル方式」の透水性は排水舗装と同程度あり排水性は非常によい。下地の泥濘化によりゴムチップに土等が混入することを防ぎ、衝撃吸収力を減少させません。
2) 米国では素足で遊ぶ子供は殆ど見受けられません。わが国ではかなりの可能性があります。感触の違和感を取り除くことが必要です。そのために柔らかい棒状ゴムチップ(爪楊枝を短く切ったものを想像してください)を使います。また、この形状から飛散しにくいゴムチップです。このゴムチップを15cm以上の厚さに敷き均した場合、コスト高になります。
3) 幼児、児童の成長過程では米国よりも骨格の形成が少し遅いようです。全層厚をルーズフィル方式にすると歩行時に足、腰にかかる負担が大きくなる。(ふかふかしすぎるということです。)
4) わが国の幼児は砂場で遊ぶ習慣があります。また砂場と併設した場所に遊具が設置されている場合が殆どです。そうなるとどうしても敷き詰めたゴムチップを掘り起こして遊ぶことが考えられます。そうなると修復敷き均しに手間がかなり掛かります。米国ではこのようなことは殆どありません。
5) 蹴散らかされたたり、掘り返された箇所の修復は、わずかな労力で短時間で修復する必要があります。厚いゴムチップの修復敷き均しには、大きな力が必要です。遊具の点検を行いながら、アルミ製の軽いレーキで簡単に修復できるようにしました。(特に幼稚園、保育園では女性が管理作業をすると思われます。)
6) 最悪、表層のゴムチップがすべてない状態でも、基盤層のみでも1.5mからの落下に対してはHIC,Gmaxの数値は共に満足します。落下事故の被害を抑えることが出来ます。

このようなことから我が社のルーズフィル舗装は基盤層を固め、表層のみ固めないルーズフィル方式としました。

※写真は当社のルーズフィルに使用する棒状のゴムチップです。