米国でのルーズフィルの歴史
廃タイヤゴムチップによるルーズフィル方式(固めないで、一定の厚さに敷き均した舗装)は米国で1990年前後から始まったと思われます。(木片チップ、樹皮チップはそれよりも前に使用されていたが、腐敗、アレルギー問題、環境汚染問題等からゴムチップに変わりました。)
米国社会は起訴社会
米国社会は、わが国と異なり訴訟社会です。遊具落下事故による訴訟件数及び保障金額の支払いは、年間かなりの件数、金額になっています。また、安全対策をとっている場合には、保険の掛け金が、安くなる制度もあります。
米国でルーズフィル方式が使用される背景
米国では廃タイヤの有効利用は大きな環境問題として取り上げられています。連邦、州政府、タイヤメーカー、リサイクル企業大学、研究機関等が共同で研究開発が進められてきた。また、連邦、州政府、がこれらの活動に多くの補助金を出していることもこの活動の一助になっています。その結果ゴムの特性を生かした、資源として、多くの分野で利用されています。
(わが国では、エネルギー源として55%が焼却されている。近年は原油価格の高騰でその割合はさらに増えているようです。)
米国では、このような社会コンセンサスの中で遊具下の衝撃吸収舗装は、大きな一つの範疇となっています。
またその安全基準は1990年からCPSC(米国消費者製品安全委員会)で試験方法、数値、管理方法等が決められました。
このような社会ニーズに安価で、安易な施工方法としてルーズフィル方式が遊具下の舗装として、多くの場所で利用されるようになりました。施工も専門業者以外に児童、PTA,学校関係者、地域ボランティアが、材料をネット購入して行うことも多々あるようです。
確かに、そんな現状でもウレタン樹脂で固めた舗装、マット化された製品を使うことも多くありますが、この方式の確立でより多くの場所で遊具下衝撃吸収舗装が施工されています。
「米国での施工事例」
米国で使用されているゴムチップは、廃タイヤからワイヤー、繊維ダストを取り除いた後、粉砕して製造します。その粒径は5个ら15mmが標準です。場合によっては扁平に加工したもの、着色したゴムチップを使用する場合もあります。敷き均し厚さは15cmから30cm以下が標準です。
施工方法
施工方法は下地の基盤整備(不陸整正)後、不織布を敷き均し(下地との縁切り層)その上にゴムチップを敷き均しています。外周は縁石、縁木にて仕切っている。場合により砕石路盤を設置することもあります。
殆どの場合、厚く施工しており、蹴散らかしによる再敷き均しはしてないようです。(安全にうるさい割には大雑把と言えます。メーカーに問い合わせてみましたが問題は無いという返事が返ってきました。疑問が残ります。)但しコストが安くなったため施工面積は、規定よりも広く施工しているようです。
施工場所
施工場所は幼稚園、小学校、公園内の遊具設置場所、有料Play Grand など12歳児までの遊び場で使われています。
|
米国の場合 |
(固めないゴムチップ舗装)米国方式との違い |


