ルーズフィル舗装の−1℃における落下試験をするため、制作した供試体を外気にさらしているが、温度は下がりません。
寒入りしてから仙台も最低気温は−4℃まで下げている。日の当たらない場所に供試体を、ここ数日間放置しているが、供試体の温度は3.5℃までしか下がらない。(当然雪が積もることもある。水が抜けずに、わずかに部分的な凍り付いた箇所はある。全体的には凍り付いていない。水は抜けている。)



そこで−15.5℃の冷凍室に、ゴムチップを2個10cm深さのビーカーに入れ、48時間後の温度を測定してみた。
1個のビーカーは、水分なし。もう1個のビーカーは、一度水道水でゴムチップを浸水させ、ビーカーを逆さにして、簡単に水切りした。
冷凍室から取り出し、深さ5cmのところの温度を測定した。
水分なしの温度は−1.3℃。水切りした温度は−12.6℃大きな違いが出た。
又、当然水切りしたゴムチップは少し凍り付いて固まっているが、手で握ればすぐばらばらになり、冷たさは感じない。水分なしのゴムチップは、凍り付くこともなく冷たさも感じられない。共に弾力はあり、冷凍室に入れる前と変化は感じられない
一緒に入れておいた鉄棒は、表面温度が−13.2℃であり、手で握ると冷たく表面が凍る。



この簡単な試験で、廃タイヤゴムチップは、−10℃程度の温度では固くならない、又水分を全く吸収しないごむチップは、低温域での温度低下はかなり少ない。
上記試験で水分なしは、ゴムチップの空隙に含まれる空気温度が−1.3℃まで下がっただけであり、冷凍室の−15.5℃までは下がらないことを証明している。もう一方のビーカーに入ったゴムチップは、表面に少々付着した、水の温度を拾ったことになる。そのためゴムチップを握りしめても、冷たさは感じられない。又屋外に出している供試体の温度も、ゴムチップの空隙に存在する、空気の温度となる。
ここで、ゴムチップ自身の温度を測定するのはかなり困難であるという結論が出る。
また、外気温が−10℃以下にならない地区においては、ASTMで規定している低温域温度−1℃の試験は不要といえる。(2004年最新バージョンでは−6℃になっているが)
高温度域はかなりあがる。よって高温域では60℃の落下試験も必要と思われる。



ようやくASTMF1292の最新版翻訳が終わりました。近々翻訳をここで公開します。かなり内容が細かく細部にわたって規定されているようです。