路面電車に思う »路面電車 » 2007 » 1月

路面電車に思う


路面電車

路面電車について考える

2007年1月14日(日曜日)

70年ぶりに、パリ市内に路面電車が復活!!

Filed under: パリの路面電車 — utida @ 17時07分32秒

正月休みに思ったこと!
70年ぶりに、パリ市内に路面電車が復活!!

2006年12月16日パリ南部13,14,15地区を結ぶ7.9km(17駅を24分間)が営業を開始した。パリ郊外には2路線の路面電車が営業していますが、市内は約70年ぶりの復活だそうです。総工費は約465億円、利用人数は1日約10万人を見込んでいる。詳しくは「パリの路面電車」で検索し、写真、情報を確認してください。

この路面電車は渋滞解消、排気ガス対策が主な目的です。また、軌道敷き内には芝生舗装が施されています。(但し、車が横断しない箇所のみ)当然車両は低床式です。検索をすると施工中の現場写真も見ることができます。路面電車にご興味のある方はぜひともご覧になってください。

わが国の路面電車の現状は、全国路面軌道連絡協議会のまとめによると、18の企業、自治体で、総延長約240km運行されているようです。私も、豊橋、広島、函館、松山、京都で乗車の経験があります。特に学生時代にはテニス部の練習のため毎日豊橋の路面電車を利用していました。便利さには感謝しておりました。路面電車の最大の利点は地下鉄と異なり階段の上り下りが無いことです。またバスと異なり渋滞による遅れも殆どありません。都市日常生活の20km内外の移動には最も適した交通手段だと思われます。建設費も地下鉄の十分の一、モノレールの五分の一程度で低コストです。
今から約10年前岡並木先生とオランダ、フランス、ドイツの路面電車、地下鉄を見学したことがあります。

其の時、開業間もないストラスブールの路面電車に、わくわくしながら乗ったのを今も憶えています。ストラスブールでは路面電車にするか、地下鉄にするかで市長選挙が行われ、路面電車推進の女性市長が勝ったことにより、今の路面電車が存在しています。(ストラスブールの路面電車はわが国でも評判でテレビ等でよく放映されている)其の時、初めて軌道敷き内を芝生舗装しているのを見ました。(騒音、振動、排水が目的と聞きました)

路面電車の利便性は多くの人が認識していると思いますが、なかなか普及しません。以前は、都市交通システムとして路面電車は国の補助対象になっていなかったように聞いています。そのためモノレールとか地下鉄に地方行政の目が向いたようです。

わが国の都市には多くの資金が投資され、開発が続けられました。ところが首都圏を除く地方では、都市の荒廃現象が起こっています。本来都市での生活は利便性に富んでおり、快適なはずです。その原因は移動システムの不在と言えないでしょうか?車以外の移動システムが未整備なような気がします。人が生活するのには、安全に、快適に移動が出来ることが肝心です。少し車にはご遠慮いただき、人間が主体となる移動方法を考えるのもよいことだと思います。また、日本の文化、人口動態、自然条件を考慮した移動システム技術の創造が必要な時代となりました。海外の物まねには違和感をおぼえます。

2050年には、人口は9000万人を切るといわれています。(人口減少は何も悪いことばかりではありません)都市計画の根本的な見直し時期だと思います。

有限会社環境緑化エンジニアリング; 2005-2011 http://www.kankyo-enjinia.com/