第3回路面電車について(2007年12月13日)
12月11日、愛知県豊橋市にて、現在建設工事中の施工予定である、遊具下 衝撃吸収舗装の打ち合わせのため、久しぶりに豊橋へ行った。
打合せ後、小雨の降る中、路面電車にて、城跡公園まで往復してみた。(残念ながらカメラを忘れ、写真は撮れなかった)ガタガタ揺れる感触は、学生時代(テニスの練習で日々利用した)の感触と変わりがない。(風景は変わったが)やはり便利である。
11日は早朝(7時)に自宅を出て、最寄りのJR長町駅まで早足で歩いてみた。(手荷物は約7kgである。)約40分かかった。(距離にして約4km強)駅に着いた時にはかなり汗ばんだ。(コート、マフラー、手袋のせいもある)時速6kmの計算になる。(通常ウォーキングでは時速7.5kmが平均値である。やはり手荷物、着ぶくれのせいで遅くなった。)
新幹線の車中で、路面電車に対する自問自答を試みた。
人の移動交通手段を考慮する場合には、まず第一に移動範囲とその域内の移動人口数の検討が必要である。数十万から百万単位の人が、30km以上の距離を常時、限られた時間内に移動するならば、鉄道、地下鉄は大いに適した乗り物と言える。
この点に関しては、我が国は良く整備されていると思う。問題は移動範囲が20km以下、または10km以下で、一方向から数千人、数万の人々が移動する場合である。80%以上が車を利用している。
公共バスも車ではあるが、一般的に乗車率はかなり低い。その原因は不便さ、乗り心地の悪さにあると言える。交通渋滞による時間の不確実性、老朽車両による乗り心地の悪さ、料金の高さ、便数の少なさ等が要因と思われる。乗車率の低下は経営を圧迫し、更なる便数の削減、路線廃止につながる悪循環につながっている。
原油価格が高騰し続け、来年には原油は1バレル150ドルを超えると言う話も出てきている。
人が生きていくためには移動は不可欠である。その目的にあった、低コストで、利便性に富んだ、交通手段が必要である。この観点からかんがみて、都市における公共交通手段を、根本から考える時期であると思うがいかがでしょうか?
短距離の移動(20km以下)には、自転車、バイク、自家用車、路面電車、モノレール、徒歩といろいろ手段はある。自転車、バイク、自家用車は、駐車、駐輪スペースの確保が必要である。また交通渋滞を緩和するには、それなりに多くの社会資本投資が必要となる。投資金額に見合った経済効果が生み出せれば問題はないが、旨く行かないのが、現在の問題である。(経済効果を生み出すには利用者に利便性を与え、多くの人に利用してもらいことが必要である)
これらの観点から、路面電車を検討した場合、工事費は割安で、利便性にも富んでいる。
路面電車を都市部に蜘蛛の巣のように張り巡らし、既設鉄道、バス、タクシーとの関連性を構築することで、都市生活者の利便性はかなり高まると思う。ここで肝心なのが、路面電車だけでは目的は満足させられない点である。必ず既存交通システム(バス、タクシー、自家用車、自転車等)との、生きた関連性が必要となる。
又、商店街等の理解を得なければならない。個々のエゴを捨て去ることが、都市の活力となり、発展につながる。
一度、機会があったら路面電車に乗ってみてください。必ずその良さを、ご理解していただけると思います。
現在、仙台市では地下鉄東西線の工事が始まっている。既存地下鉄の累積赤字は1800億円を超えている。はたして東西線の完成でこの赤字は解消されるだろうか?更なる赤字が、上乗せされるか、心配するのは馬鹿げているだろうか?人口200万以下の都市で地下鉄は必要だろうかと疑問である。
今後、我が国は、道州制が引かれることになる。地域の公共交通機関の再構築が必要であると思いますが。
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