幼稚園、保育園の園庭天然芝生舗装について - 芝生保護用ゴムチップ

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幼稚園、保育園の園庭天然芝生舗装について

幼稚園、保育園の園庭を天然芝で舗装できたら、想像するだけでも心がうきうきしてきます。 そんな思いから天然芝舗装をされるところがあります。

芝舗装が出来上がった直後はなんとすばらしいかと惚れ惚れします。 使い始めるとあちこちが、はげてきていつの間にか、最初のすばらしさは消えてしまいます。 我国のように園庭そのものが狭い面積の場合には、天然芝舗装はかなり難しいものです。 園庭の面積は300m2から600m2が普通です。都市部以外のところでは800m2,3000m2の面積を有するところもありますが、そんなところは数えるほどしかありません。

そこで少し、園 庭の天然芝について考えをまとめてみました。何かの参考にしていただけたらと思います。

① 園庭はサッカー場、野球場よりハードな使われ方をしています。

サッカー場、野球場の年間使用日数は70日から100日で、1日2試合程度行なわれます。 時間にして4~5時間使用します。ところが園庭の場合には週5日から6日午前中に2時間、午後2~ 3時間使用します。すなわち1日4~5時間、150日から190日使用します。それも同じ場所を使う わけですからかなりハードな使い方です。確かに、1人1人の体重は軽いかもしれませんが、スポーツ 施設、公園等の芝広場よりはるかに過酷です。幼児は芝の上で無心に遊びますからなおさらです。 よって園庭の芝生はスポーツ施設、ゴルフ場、公園の芝よりはるかに過酷に使われるということです。

② 狭い園庭の芝は擦り切れて磨耗するのが当たり前です。

芝の葉は生き物であり摩擦にたいしては弱く、容易にする擦り切れてしまいます。 また、夏芝(野芝、高麗等)は10月末から冬眠に入り、来年の3,4月頃まで活性化しません。 その間芝を酷使すれば、芝は死滅したり、部分的にはげてしまいます。また、床土の下地が掘り起こさ れることもあります。春先になっても芝は復元してきません。

冬芝(ケンタッキー、トールフスク等)は暑さに弱いため夏場に酷使すると相当なダメージを受けます。 園庭は、狭く同じ場所を使用しますからなおさらです。

この様な対策には芝の張替えしか方法がありま せん。どんなにお金を掛けて立派な芝生舗装をしても芝の葉が擦り切れることを防ぐことはできません。 この様なことは、誰でも知っていることですが、 さて、園庭を芝生舗装する段階になると忘れていることが多々あるように見受けられます。何か、魔法 でも使うような錯覚を抱いて実行されることが多く見受けられます。 上記2点を十分に考えてその対策を立ててから実行しましょう。

芝の種類とか、どんな材料を使った施工方法がいいかとか、散水施設はどんな物がよいとかいろいろ言 われていますが、それらのことは枝葉論に過ぎません。すなわち、園庭の芝生は

  • ① 使用頻度が過酷で あること。
  • ② 芝は使えば使うほどすり減りが激しい。

この対策をとることです。その対策方法が確立し て初めて実行に移せます。

我社にもいろいろな相談が多々寄せられます。少しご紹介しましょう。

① 芝の刈り込みが大変なので、あまり背丈の伸びない芝はありませんか?

② 年中緑で、磨耗にも強く、肥料もやらなくて良い方法はありませんか?

③ 来週運動会で使うのですが芝がはげて土がでています。種を播いて何とか綺麗になりませんか?

④ ゴルフ場のフェヤーウエイのようにいつも綺麗な状態にできませんか?

⑤ あまり手間ひま、お金を掛けずに園児たちを思いっきり毎日芝の上で遊ばすことはできませんか?

ご相談される方の気持ちは良く分かりますが、満足させるには魔法を使うしかありません 魔法はありませんが、努力する方法と発想を変える方法はあります。

  • ① 芝を年に数回張り替える。

生育したロール芝で、傷んだ芝を張り替える。近くに芝の圃場がないとかなり運賃が高くつきます。 地域によっては、夏芝と、冬芝を使い分けて張り替えますそのためには、地域の幼稚園、 保育園(小学校、中学校を巻き込んでも良い)が一緒になって地域の農家に、地域に合った芝を 栽培してもらいそれを共同で買い上げればかなりコストが下がります。(おそらく今の半値以下)

地域で芝の需要を作り出し農家に供給してもらうことです。できれば園庭の芝生の管理も農家に委託し たらと思います。それにより芝のマーケットが新たに創出されます。ただし問題点も多々あります。 地域でこの様な課題に取り組むには開かれた地域社会の存在が必要です。どうしても自分のところだけ で考えようとしますから問題解決ができません。

また、行政機関の後押しも必要です。 園庭、校庭を天然芝生化するためのNPO組織(芝の生産から運営、管理までを含めた)を地域ごとに 作ることから始めたらと思います 芝生は消耗品です。短期間で痛んだ箇所の修復には芝の張替えしか方法はありません。

生育した芝で張 替えを行なっても少なくとも1~2週間の養生が必要となります。その間は使用できません。 園庭等の芝生化を行なうには、前もって痛んだ芝の張替えを、どの位の面積を、年何回、何時ごろ、張 り替えるか。その芝は、何処から供給して、コストがどのくらい掛かるか前もって検討し、予算化して おくことが必要です。

当然、維持管理についても同様です。 園庭の芝生は、スポーツ施設、公園の芝生よりも傷みが数段多いと言う事です。

  • ② 発想を変える

 園庭を天然芝生化する前に、園庭をどのように使うかをまず第一に考えて下さい。 使い方を決め手から、どのような園庭舗装が良いか検討されたら良いでしょう。

よく耳にする声としては、もう少し園庭が広かったらなあと言う声です。園舎を広い敷地へ移転すると をしない限り、それは無理です。今の状態でどうするか検討しましょう。

園庭の位置づけは   

① 日常、園児を自由に遊ばせる空間

② 園の運動会等の行事に使う

③ 小動物、植物と触れ合う場所として使う

④ カリキュラムとしての運動に使う

 が主な目的と思われます。そのためにかなりいろいろな物が配置されており本来の園庭としての空間が 狭められてはいませんか?

また、涼を取る木陰があまりにも少なさ過ぎませんか?

常々そんな思いを抱きますが私だけでしょうか?

園児は、自宅ではあまりできない、身体を思う存分に動かした遊びを友達と楽しくしたいと思ってい ます。動いたり、休んだり、お話をしたりできる場を園庭に与えることではないでしょうか。

そのためには園庭はどのように整備したらよいと思われますか。

① 雨が降らない限り園庭に出て遊べる。

② 土埃、ぬかるみのない状態で遊べる。

③ 寝転んだり、座ったりしても衣服、手足が汚れない。

④ 疲れたら休める木陰がある。

⑤ 遊具の下は土が掘れていない。落ちても怪我をしない。

⑥ 楽しく砂遊びができる場所がある。

⑦ 飛んだり、跳ねたりしても頭にひびかないこ。

⑧ できるだけ風当りを防いでやることも必要です。

中学、高校、大学の校庭はかなりのコストを掛けて整備されていますが、園庭は整備が遅れているかも しれません。 面積の狭い園庭は土舗装をでは無く、天然芝、人工芝、ゴムチップ等を使った園児に優しい環境を作る ことだと思います。面積が狭い分、割高になるかもしれませんが、コストはそんなに掛かりません。 維持管理も殆ど掛かりません。いろいろな素材を組み合わせて園庭を作る事が必要です。

また砂場のスペースは一箇所に設けて砂が園庭のあちこちに散乱しないようにしたほうが良いと思いま す。特に、天然芝の上に砂が散布されると芝の新芽、茎、葉を砂の角で傷めてしまい、芝にとっては最 悪の状態です。(砂の角が鋭利な刃物の役目をします。) 園庭イコール土舗装ではなくて園庭は土舗装を使わないという考えが良いと思います。

もう少し進めて発想を変えるならば、園児の楽しみである運動会等は、各自の園庭で行なわずに、地域 に園児だけが使える天然芝の施設を作り、その施設を各園が共に使う方法もあります。 当然運動会以外にも使います。総面積8000m2~4000m2あれば100校から50校が、利 用できるでしょう。ただし地価の高い都市部では用地を確保するのが大変です。都市部では、昨今の少 子化により小中高等学校、幼稚園、保育園の統廃合が進められています。 また教育一貫制度による統廃合もあります。廃校となったこの様な空間を利用する方法が良いと思い ます。又は、老朽化した学校を建て替えるときに高層化し、空間を多く創出するのも一つの方法でしょ う。いくらでも方法はあります。その運営も地域の民間へ委託する方法もあります。

さらに、もう一歩進めて、この様な施設に遊具とか、お誕生日会等のミニパーティができる施設を併設 し、幼児のために多目的に利用できる施設があればなおさら良いでしょう。 経済大国であり、人口減少が社会問題化している我国でありながら、残念ながらあまり幼児の環境には 重きが置かれていません。高齢化社会に対する対策も大いに必要ですが、幼児の社会にも目を向け、未 来の我国の担い手を育てることも大いに必要と思われます。

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